東京は日銀金融政策決定会合の結果、大波乱、しかし一応落ち着きました。~NYは景気のソフトランディングで上昇~「黒田異次元緩和」の幕引き~7/29(土)

おはようございます!

 

『植田日銀総裁は大規模金融緩和の修正を決定、長期金利1%まで上昇容認』

やっと、黒田前総裁の「異次元緩和」の幕引きが始まりました。

日銀は28日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の修正を決定。長期金利の上限とする「0・5%程度」は維持しながら、1%まで上昇することも容認します。

日銀が国債を市場から大量に買い入れて長期金利の上昇を無理に抑え込んでいる事により、債券市場の機能が低下している懸念を払拭する狙いでしょう。

国債市場の正常化に近づきますね。

ただ、長期金利が上昇すれば、金融機関の企業向け融資や個人向け住宅ローンの金利上昇につながり、景気回復の逆風となる可能性は大きいです。

大規模緩和修正は、黒田東彦前総裁時代の昨年12月に長期金利の上限を「0.25%程度」から「0.5%程度」に引き上げて以来。

ただ、短期金利をマイナス0・1%とし、長期金利は0%程度に誘導する大枠は変えませんでした。

今回の修正は、植田和男総裁や2人の副総裁ら会合に出席した政策委員9人のうち8人の賛成で決定。1人が反対。

 

株式市場、債券市場、外為市場(円相場)には激震が走りましたが、短期で終息。

植田総裁、慎重に目配りしながらやっているように感じます。

しかし、これからどうなりますか・・・。

 

週末も、怒らず、恐れず、悲しまず!

 

 

●昨日28日(金)の東証・日経平均は反落、32,759.23円(▼131.93円、▼0.40%)で終えました。

昨日朝予想上限(32,600円)を上げ△160円上回って引けましたが、昨日の高安は

32,037円~32,846円と、日中で800円もありました。

東証株価指数(TOPIX)も反落、終値は2,290.61pt(▼4.53pt、▼0.20%)でした。

 

昨日朝予想どおり、前日のNY安や外国為替市場での円高・ドル安が重荷となり、朝方から幅広い銘柄に売りが出ました。

28日付の日本経済新聞朝刊が『日銀は28日まで開く金融政策決定会合でYCCの修正案を議論する』と報じたのをきっかけに,

為替市場では円相場が急激に円高・ドル安に振れた事が、下落要因。自動車株など輸出関連銘柄を中心に売りが先行。

 

しかし、午後の取引開始直前に、日銀が金融政策決定会合でYCCの柔軟化を決めたと発表し、日経平均は前日比▼40円程度安まで下げ渋りました。

しかし、その後は外国人投資家とみられる売りが膨らみ。さらに先物主導で売りが加速する場面があり、下げ幅は一時▼850円を超えました。

日中値幅は809.42円と、今年2番目の大きさを記録。

 

ただ、大引けにかけては再び下げ幅を縮小。

日銀が『連続指し値オペ』の利回りを0.5%から1%に引き上げたにもかかわらず長期金利は思ったほど上がらなかったので、株式市場には買い安心感が広がったようです。

 

東証プライムの売買代金は5兆7000億円。売買高は24億5,633万株。

東証プライム市場の騰落数は、値上がり757銘柄(41%)に対し、値下がりが1,018銘柄(55%)、変わらずが58銘柄(3%)。

 

主な下落銘柄:オムロン、日野自動車、ルネサス、富士通、キャノン

主な上昇銘柄:三菱UFJなど銀行株、富士電機、小田急

 

◆東京外国為替市場で円は1㌦=139.75円~139.77円で、対前夜NY比で約▼0.30円の円安でした。

 

※中国市場は大幅上昇。(香港:△1.41%、上海:△1.84%)中国政府が経済振興策を打ち出した事を好感。

 

 

●週末28日(金)のNYは反発上昇。

ダウ平均は反発、35,459.29㌦(△176.57㌦、△0.50%)で終えました。

S&P500種は3営業日ぶり反発、終値は4,582.23pt(△44.82pt、△1.06%)で2022年4月4日(4582.64pt)以来の高値でした。

ナスダックも3営業日ぶりに反発、14,316.658pt(△266.551pt、△1.89%)で終わりました。

 

この日商務省から発表された6月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、市場予想と一致して前年同月比で△3.0%上昇(5月は△3.8%)し、伸び率は2021年3月以来、2年3ヶ月ぶりの低水準。

また、変動の大きいエネルギー・食品を除くコア指数は前年同月比△4.1%と5月(△4.6%)から減速し、市場予想(△4.2%)も下回りました。

また、賃金インフレの動向をみる上で重要な4~6月期の雇用コスト指数の伸び率も前期比△1.0%(1~3月期は△1.2%)で、市場予想△(1.1%)以下。

これら経済指標がインフレ圧力の高まりを示さなかった事で、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが継続するとの懸念が和らぎ、米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの期待が高まりました。

 

企業業績が改善するとの期待も相場を支えました。

この日夕方発表された2023年4~6月期決算が市場予想を上回った半導体のインテルは△7%で終えました。

日用品のプロクター&ギャンブル(P&G)にも決算を好感した買いが集まりました。

 

◆NY外為市場で円は1㌦=141.15円~141.18円で、対前日東京比で約▼1.41円(▼1.01%)の急落(円安)でした。

◆WTIは需給逼迫観測を背景に続伸、1バレル=80.58㌦(△0.49㌦、△0.61%)でした。

◆NY金先物はインフレ指標の落ち着きを背景に反発、1オンス=1,999.9㌦(△14.7㌦、△0.74%)でした。この日から中心限月は12月物に変更。

◆シカゴ日経平均先物は33,095円(△590円)で、対大阪比で△325円でした。

 

※欧州ものきなみ上昇。(英FT:△0.02%、独DAX:△0.39%、仏CAC:△0.15%)

 

さて、来週は・・・?(・∀・)σ

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