日銀・黒田総裁の逆噴射バズーカによる日米株価の下落~12/21(水)

おはようございます!

 

黒田さん、やってくれましたね。

異次元金融緩和は10年目にして転換点を迎えました。

事実上の利上げは明らかで、各市場にはネガティブ・サプライズになりました。

「市場との対話」は一体どうしちゃったの?

色々の人から発言が出ていますが、概ね批判的。

元日銀審議委員であった野村総研の木内登英氏は、

「『長期金利の変動幅を大きくする事は利上げである。』としていたのに、一転して『けいきにプラス』と説明しても、多くの人には説得力がない。」

「私の印象だといつになく黒田総裁の説明は苦しい。何か、にわかに決まったという印象。」と述べています。(byテレ東・モーニング・サテライト)

ピクテ・ジャパンの大槻奈々さんも「いつかは変更があるにせよ、今では無いでしょう、と皆がが思っていたわけです。違和感が拭えない。」(同上)

と述べています。

 

就任当時の異次元金融緩和を「黒田バズーカ」と言われ、本人も満更では無かったようですが、デフレ脱却には結局効果なし。

そして、今回は、「逆噴射バズーカ」になってしまいましたね。💦

 

米国株式市場をみていても、ある意味過激な金利上げを勧めている米FRBのパウエル議長のやり方の方を、マーケットは受け入れていると言えます。

今後の市場(株式市場だけではなく、為替、そして債券・金利市場)の行方と、それから何より実体経済の行方が心配です。

 

 

 

今日も、怒らず、恐れず、悲しまず!

 

 

 

昨日20日の東証・日経平均は大幅に4日続落、26,568.03円(▼669.61円、▼2.46%)で終わりました。

10月13日(26,237.42円)以来およそ2ヶ月ぶりの安値水準。下げ幅は10月11日(▼714円)以来の大きさ。

昨日朝予想下限(27,000円)など意味のない急落となりました。💦

 

東証株価指数(TOPIX)も大幅に4日続落し、終値は1,905.59pt(▼29.82pt、▼1.54%)でした。

下げ幅は10月11日(▼35.56pt、▼1.86%)以来。

 

朝方は足元の相場下落を受けた自律反発狙いの買いが先行。円安・ドル高進行もあり、前場終値は△77.90円(△0.29%)でした。

 

しかし、昼休み中に日銀が金融政策決定会合で大規模緩和の修正を決定。長期金利の許容変動幅についてプラスマイナス0.5%程度への拡大を決めました。

市場は日銀が現状の金融政策を維持するとの見ていたため、想定外の緩和修正がネガティブ・サプライズとなりました。

後場の始まりからショック安の様相。下げ幅は一時▼800円超。

市場からは「事実上の利上げ」との声も。

 

日銀の緩和修正によって外国為替市場で円高・ドル安が進んだほか、長期金利が上昇。

東証プライムの9割が下落し、金融関連株を除くとほぼ全面安の展開

 

東証プライムの売買代金は4兆756億円。売買高は18億4,392万株。

東証プライム市場の騰落数は、値上がり205銘柄11(%)に対し、値下がりが1,612銘柄(87%)、変わらずが21銘柄(1%)。

 

主な下落銘柄: 日産自動車、三菱自動車などの自動車株や住友不動産、三井不動産といった不動産株の下落が目立ちました。

ソフトバンクグループ(SBG)、楽天Gが大幅安。日本電産、安川電機、東京エレクトロン、ソニ-G

主な上昇銘柄: 金利上昇を手掛かりに第一生命HD,T&Dなど保険株、三菱UFJや三井住友FGなど銀行株が逆行高。

 

東京外国為替市場で円は1㌦=132.92円~132.94円で、対前夜NY比で約△4.08円(△2.98%の急騰(円高)でした。

 

※中国市場も大幅下落。(香港:▼1.33%、上海:▼1.07%)

 

●昨日20日のNYは5営業日ぶりに小幅に反発。

ダウ平均は32,849.74㌦(△92.20㌦、△0.28%)で終えました。

SP500種株価指数の終値は3,821.62pt(△0.10%)でした。

ナスダックは10,547.112pt(△1.080pt、△0.01%)で終わりました。

 

ダウ平均は前日までの4営業日で約▼1,350㌦下げており、主力銘柄の一部に短期的な戻りを見込む買いが入りました。

 

ただ、昨日、日銀が20日まで開いた金融政策決定会合で、長期金利の変動許容幅を拡大(±0.25%→±0.50%)することを決定。

大規模緩和の縮小、すなわち実質的に利上げ容認に向かうと受け止められ、主要国の長期金利の上昇につながりました。

世界の主要中央銀行による金融引き締めが景気を冷やすとの懸念は根強く、上値は重かった。

金利上昇の局面で割高感が意識される高PER(株価収益率)のハイテク株は軟調に推移し、セールスフォースやアップルは下落。

 

一方、外国為替市場ではドルが主要通貨に対して売られ、米国外での事業比率が高い企業の収益悪化が今後は和らぐとみる買いが入ったとの指摘がありました。

事実、IBMやボーイング、建機のキャタピラーなど海外での売上高比率が高い銘柄の上げが目立ちました。

 

米原油先物相場の上昇を背景にシェブロンが買われ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーなど消費関連銘柄の一角も上昇。

米長期金利上昇で利ざや拡大の思惑から銀行のJPモルガン・チェースも買われました。

ナスダックでは、メタプラットフォームズなど足元で売り込まれてきた主力ハイテク株の一角が買い直された一方、

アナリストが目標株価を引き下げたテスラは▼8%下落。

 

※11月の住宅着工件数は年換算で142.7万戸(前月比▼0.5%)で市場予想(140万戸)を上回ったものの、3日下t連続で減少でした。

先行指標とされる11月住宅着工許可件数も年率換算134.2万戸(前月比11.2%)と2020年6月以来約2年半ぶりの低さ。

 

 

 

◆NY外為市場で円は1㌦=131.70円~131.71円で、対前日東京比で約△1.22円(△0.92%)の急騰(円高)でした。

◆WTIは対主要通貨でのドル軟化を背景に続伸、1バレル76.09=㌦(△0.90㌦、△1.20%)でした。

◆NY金先物は円などでのドル急落を手掛かりにまとまった買いが入り反発、1オンス=1,825.4㌦(△27.7㌦、△1.54%)でした。

◆シカゴ日経平均先物は26,325円(▼845円)で、対大阪比で▼195円でした。

 

※欧州はまちまち。(英FT:△0.13%、独DAX:▼0.42%、仏CAC:▼0.35%)

 

●今日の東京は昨日の日銀会合後の株安の余波が続き、軟調な展開でしょう。

値ごろ感からの買い戻しはあるでしょうが、円相場は足元1㌦=131円台後半と円高基調で、輸出株を中心に売りが広がるとみられています。

一方、銀行株や保険株などは堅調に推移すると思います。

今日のレンジは26,300円~26,600円と観ます。

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