NY大幅高は原油価格大幅続落が上昇要因~これから起きる世界と日本の厳しい景気環境~3/16(水)

おはようございます!

 

ロシアの金融システムの80%以上が事実上世界市場から遮断されました。

ロシアは、16日にドル建て国債の利払い期限です。しかし欧米の制裁により、外貨準備の半分程度が利用できません。

ロシアは、対外債務をルーブルで支払う方針を表明しましたが、これは債権者との契約違反になるので格付け会社は実質的なデフォルトとみなすでしょう。

これは、財政危機が起きた1998年以来。

 

・ZEW(ヨーロッパ経済研究所)によると、ドイツでは3月ZEW景況感指数は▼39.3pt(前月比▼93.6pt)で、1991年12月の統計開始以来、最大の下げ幅。

ZEWのバンバッハ所長は、今後数ヶ月でドイツはスタグフレーションが起きると発言。

 

日本円の下落が止まりません。いわゆる悪い円安。債権大国の地位から降りなければならないかもしれません。

それの国民への影響は、輸入物価の上昇。これがインフレを起こします。

 

世界も日本も厳しい状況に陥りますが、心配しても仕方ないですね。

今日も、怒らず、恐れず、悲しまず!

 

●昨日15日の東証・日経平均は続伸、25,346.48円(△38.63円、△0.15%)で終えました。

東証株価指数(TOPIX)も続伸、終値は1,826.63pt(△14.35pt、△0.79%)でした。

一日を通して方向感に欠ける展開。

 

原油先物相場や円相場の下落が投資家心理の支えとなった一方、FOMCを控えて前日に米長期金利が上昇した事が警戒されました。

日本時間15日のNYではWTIが下落して1バレル=100㌦を再び割り込んだ水準での推移が続いたことで、原油高に対する投資家の過度の懸念が緩和。

また、外国為替市場で約5年ぶりに1㌦=118円台まで円安・ドル高が進んだ事も、輸出採算の改善につながるとして自動車株をはじめとした輸出関連株への物色となりました。

 

しかし日経平均は下げる場面も多し。

FRBが15~16日に開くFOMCにあわせて公表する金利見通し(ドットチャート)は、金融引き締めの加速を示唆する内容になるとの予想から、

金利上昇で割高感が意識されるグロース(成長)株の一角には売りも出て、相場の重荷に。

 

またロシアとウクライナの停戦協議が進まずに依然として先行き不透明感が強いことや、この日の香港株や上海株が大幅に下落した事も上値を抑えました。

 

東証1部の売買代金は2兆7,976億円。売買高は12億2,208万株。

東証1部の騰落数は、値上がりが1,761(80%)、値下がりは373(17%)、変わらずは46(2%)でした。

 

・主な下落銘柄: ロシアや中国の関連銘柄に位置づけられるファストリテイリングは大幅安、1銘柄で日経平均を▼90円超押し下げ。

INPEX、出光興産が大幅安、大平洋金属、住友鉱山、ソフトバンクグループ(SBG)

・主な上昇銘柄: 日産自動車、SUBARU、デンソー、ミネベア、サッポロHD、アサヒ

 

◆東京外国為替市場で円は1㌦=117.96円~117.98円で、対前夜NY比で約△0.23円の円高でした。

 

※中国市場は連日で大幅下落。(香港:▼5.71%、上海:▼4.95%)香港は6年1ヶ月ぶり安値。上海は1年8ヶ月ぶり安値。

コロナ感染再拡大による景気不安が高まっています。

 

●昨夜15日のNYは大幅上昇。ダウ平均は続伸し、33,544.34㌦(△599.10㌦、△1.82%)で終えました。

SP500種株価指数は4営業日ぶり反発、終値は4,262.45pt(△89.34pt、△2.14%)でした。

ナスダックも4営業日ぶりに反発、12,948.621pt(△367.401pt、△2.92%)で終わりました。

 

上昇要因は原油先物相場が連日で大幅に下落した事などでインフレ懸念が和らいだ事。

・米原油先物は一時、前日比▼9%の1バレル=93.53㌦を付け、ウクライナ紛争が始まる前の

水準に下落。

・朝方発表の2月の米卸売物価指数は前月比△0.8%上昇と上昇率は前月(△1.2%)から

低下。市場では、インフレのピークアウトが意識され、消費が冷え込むとの観測が後退したとの指摘も。

 

ただ3月NY連銀製造業購買担当者景気指数(PMI)は▼11.8pt(前月比▼14.9pt)と2020年5月以来の低水準。

また労働省が発表した2月生産者物価指数は前年比△10%(市場予想と一致)。

また前月比でも△0.8%で、これには原油などの原材料価格は含まれておらず、3月はもっと上昇すると思われます。

 

ただ、マーケットはこれらを消化して、消費関連株や足元で下げがきつかったハイテク株など幅広い銘柄が買われました。

消費関連株では、ウォルト・ディズニーが△4%、ホームセンターのホーム・デポが△3%とダウ平均の上昇をけん引。

原油高による原材料費の上昇が警戒されていた日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も大幅高。

前日まで長期金利の上昇を警戒して売られていたハイテク株では、マイクロソフトが△4%、アップルが△3%で終えました。

 

米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を16日に発表しますが、2018年12月以来の利上げ決定が確実視されています

市場では、FRBのタカ派姿勢を織り込んで相場は下げてきたため、持ち高調整の買いが入ったとの声も。

 

ナスダックでも、アマゾン・ドット・コムや電気自動車のテスラなど主力株が総じて上昇。

エヌビディアが△8%、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が△7%上昇するなど半導体株の上げも目立ちました。

 

◆NY外為市場で円は1㌦=118.28円~118.31円で、対前日東京比で約▼0.33円の円安でした。

◆WTIはロシアとウクライナの停戦交渉を好感して大幅続落、1バレル=95.44㌦(▼6.57㌦、▼6.38%)でした。

◆NY金先物はウクライナ停戦交渉の進展期待などを背景に売りが優勢となり続落、1オンス=1,929.7㌦(▼31.1㌦、▼1.59%)でした。

◆シカゴ日経平均先物は25,375円(△335円)で、対大阪比で△245円でした。

 

※欧州は小幅に3日ぶり続落。(英FT:▼0.25%、独DAX:▼0.09%、仏CAC:▼0.23%)

 

●今日の東京は昨日のNYで主要3株価指数が上昇した流れを受けて、買いが先行するでしょう。ただ買い一巡後は、FOMC結果発表を控え様子見ムードが強まりそう。

今日のレンジは25,300円~25,850円と観ます。

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