- おはようございます。
ラッキーの話の続きです。昨日は、朝の散歩の途中、ラッキーが 動けなくなったところまでで、書きました。
・・・・・
歩いて5-6分なので、持ち上げて、抱いて帰ろうと思いましたが、雄のゴールデンリトリバーの理想体重とは言え、32Kgはさすがにキツイ。
家人に電話して来てもらい、ラッキーを見ていてもらおう。その間、家に帰って車を回してこよう、と思いつきました。(家人は免許を持っていないのです。)
リードをしていないラッキーは、公務員住宅広場の入り口で 荒くて浅い息をしながら、私を見つめています。
「待ってろよ!」と言って、胸ポケットから携帯を取り出そうとして、たたんでいたリードを左手に持ち替えました。
すると、それを見たラッキーは立ち上がってから、お座りをして、首を垂れました。
リードをつける時にする仕草です。
「お利口さん!」と言って、リードをつけ、本当にゆっくり、家に連れ帰りましたが、いつもの倍かかりました。
肩で息をする彼に、ドッグフードは無理だろうから、と、ささ身の燻製を与えると、それなりに食べてくれました。
驚いた家人が、かかりつけの獣医に電話したら、9時からやっている、という事。
「車で連れて行こうか」と相談しましたが、ラッキーは、子犬の頃のトラウマがあるのか、車が大嫌い。
だから、リードしながら、ゆっくり行こう、と決めました。
家人と二人の散歩のときは、一人で行く時より、ラッキーは喜びます。リードをつける時、少し尻尾を振りました。
時々立ち止まり、いつもは10分の所を20分かけて 病院へ。
夫婦でやっているかかりつけの獣医師は 私の説明を聞いて、ラッキーの歯茎を調べ、
「ひどい貧血ですね。歯茎がピンク色ではなく、真っ白でしょう?」
確かに、その通りでした。
血液検査をしてもらいました。
(-.-)「ビスケットによる食中毒、ではありません。」
ほっとしたのも束の間、
(-.-)「いや、その方が、むしろ良かった。かなり重い病気のようです。何か心当たりは・・?」
( ̄o ̄)「え! あの、いえ、おとといの日曜日までは、全然元気でしたし・・。」
(-.-)「ここしばらく、何か様子が変わった事ってなかったですか?」
(・_・)「そう言えば、9月くらいからずっと、主人が毎朝ちゃんと散歩に連れて行っているのに、悲しげに鳴くんです。
なので、午前中に、私が必ず、もう一度短い散歩に連れて行っていました。もちろん、いつも通り夕方の散歩はしていましたけれど。」
9月といえば、私が 外で仕事を始めた頃です。朝の散歩も そこそこに、すぐ家を出て、帰ってくるのは ほぼ夜の10時半。
幸い、11月で辞めましたが、この間に発病していたんだろうか・・・。
朝出かける時、庭の入口からいつも見送ってくれましたが、夜は、小屋の中からでてきませんでした。小屋の入り口にしゃがみ込むと、
「御苦労さま。」というように、そっと、私の掌をなめてくれました。
(-.-)「そうですか。犬は、特に主人に対して忠実な犬は、普段は凛として主人やその家族を、守ろうという使命感で過ごしています。
しかし、一旦、自分の体調が悪くなると、今度は、守ってもらいたい、という事を訴えるんです。
これは、昔、野生で群れていた頃のDNAのなせる業です。」
ああ、そうだったんだ・・。もっと早く気がついてやるべきだった・・。
(-.-)「どこかに腫瘍ができていると思います。。」
( ̄o ̄)「!腫瘍・・、ですか?」
(-.-)「はい、しかし、詳しい事は、当院ではわかりません。動物救急病院を紹介するので、すぐ行ってください。
ただし、金額は、検査だけで〇万円かかります。」
(-.-)「わかりました。・・あの、それで、手術とかなったら・・?」
(-.-)「少なくとも、その10倍は考えておいてください。ゴールデンは大きいので。
それから、緊急手術、という事もあり得ますので、その場で決めてもらわなければならない事もあります。」
( ̄o ̄) 「・・・わかりました。」
とはいったものの、その金額と貯金残高が 頭の中で格闘を始めていました。
情けない主人ですよね。
帰路、家人が、無言のまま、すがるような目で、私を見つめていました。
そして、ラッキーを庭に戻す時、ぽろっと涙をこぼしました。
(続)
コメントを残す