おはようございます!
ヒャッとしましたが、どうやら米国発の金融不安は抑えられた感じではあります。
しかし、リーマンショックの引き金となった「サブプライムローン」を想起させるAT1債券が問題になっています。
※市場規模が2750億ドルに上るAT1債は、「偶発転換社債(CoCo債)」とも呼ばれ、
発行した銀行の自己資本比率が一定水準を下回ると、株式に強制的に転換されるか、償却されて価値がなくなります。
それでも、有価証券の常識では、安全性は、株よりは上位にあるはずです。
ところが欧州のクレディスイスはUBSに買収されますが、クレディスイスの株主は、持ち株をUBSの株に交換してもらえますが、
クレディ・スイスのAT1債保有者には一切返金されません。
通常なら銀行や企業の危機において、弁済順位がより低くなるはずの株主が、劣後だとしても債券保持者より優遇されるのはおかしいと言えばおかしい。
ちょっと法的に問題になるかも。
●週明け27日(月)の東証・日経平均は3営業日ぶりに反発、27,476.87円(△91.62円、△0.33%)で終えました。
昨日朝予想上限(27,480円)まであと3円強と迫りました。
東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発、終値は1,961.84pt(△6.52pt、△0.33%)でした。
昨日朝予想通りの動きでした。
前週末のNYの上昇が支えとなった一方、前週末の米半導体株安を受け、指数に影響の強い東京エレクトロンが大幅に下落するなど、日経平均は下げる場面も。
また欧州銀行株の下落など金融システムを巡る不安から、銀行株は総じて軟調。
ただ、3月期末の配当取りを狙った買いも顕著だったほか、NYと同様、内需・ディフェンシブ株の一角とされる鉄道や医薬品株の上昇が目ちました。
鉄道株はインバウンド(訪日外国人)需要の回復を期待する買いも入ったようです。
日米長期金利の低下傾向から金利敏感とされる不動産株も堅調。
東証プライムの売買代金は2兆2,884億円。売買高は9億6,649万株。
東証プライム市場の騰落数は、値上がり1,239銘柄(67%)に対し、値下がりが515銘柄(28%)、変わらずが82銘柄(4%)。
主な上昇銘柄:JR東海、双日、日立、三井不動産、KDD
主な下落銘柄:電通G、楽天G、コンコルディ、日本電産
◆東京外国為替市場で円は1㌦=130.91円~130.93円で、対前夜NY比で約▼0.21円の円安でした。
※中国市場は中国景気先行き懸念から下落。(香港:▼1.74%、上海:▼0.43%)
●昨夜27日(月)のNYはまちまち。
ダウ平均は3営業日続伸、32,432.08㌦(△194.55㌦、△0.60%)で終えました。
S&P500種株価指数もさ営業日続伸、終値は3,977.53pt(△6.54pt、△0.16%)でした。
ナスダックは3営業日ぶりに反落、11,768.836pt(▼55.124pt、▼0.47%)で終わりました。
ダウ平均、S&Pの上昇要因は、経営破綻したシリコンバレーバンク(SVB)の引受先が、
米東部ノースカロライナ州地盤の銀行持ち株会社であるファースト・シチズンズ・バンクシェアーズグループに決まりました。
破綻処理の進展を好感するとともに、米当局が地銀への緊急融資制度の拡充など支援策を検討しているとも前週末に伝わったことも追い風。
これが金融株買いにつながり、そしてダウ平均が上昇する事になりました。
JPモルガン・チェースが△3%、ゴールドマン・サックスは△2%。ダウ平均の構成銘柄以外ではファースト・リパブリック・バンクやコメリカなど地銀株が大幅高。
貸し出し環境が厳しくなり景気が悪化することへの警戒も和らぎ、景気敏感株や消費関連株も買いが優勢で、
クレジットカードのアメリカン・エクスプレスや小売りのウォルマート、航空機のボーイングも上昇。
一方、ハイテク株の一角は売られました。米長期金利が上昇した事で、相対的な割高感が意識される高PER(株価収益率)銘柄は下落、
マイクロソフトやアップルが売られ、ハイテク株比率が高いナスダックの下落に繋がりました。
この日の欧州株式市場では、信用不安の拡大や収益の落ち込みへの警戒から前週末に大きく売られたドイツ銀行株が反発。
欧州大手銀の株安懸念も和らいだことはNY市場には安心感をもたらしました。
◆NY外為市場で円は1㌦=131.56円~131.57円で、対前日東京比で約▼0.65円の円安(▼0.50%)でした。
◆WTIは、トルコがイラクからの送油を停止した事でエネルギー供給懸念が高まったため3営業日ぶりに大幅反発、1バレル=72.81㌦(△3.65㌦、△5.27%)でした。
◆NY金先物は、銀行システム不安の後退を背景にリスク回避的な取引の巻き戻しで売りが優勢となり大幅続落、1オンス=1,953.8㌦(▼30.0㌦、▼1.51%)でした。
◆シカゴ日経平均先物は27,325円(△210円)で、対大阪比で△55円でした。
※欧州はものきなみ大幅上昇。(英FT:△0.90%、独DAX:△1.13%、仏CAC:△0.90%) 欧州でも金融不安が後退した事が上昇要因
●今日の東京は金融システム不安後退から買い先行となるでしょう。
ただ、金利上昇懸念からNYでハイテク株が売られている事が東京でも半導体株にとって重しになるかと。
それに対し、期末で配当狙いの買いがどのくらいサポートするか、が焦点。
今日のレンジは27,400円~27,680円と観ます。
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