世界的に株式市場は下落~「良い円安、悪い円安」~10/13(水)

おはようございます!

米国長期金利の上昇とともに、ドル高円安とオイルの上昇が進んでいます。

オイルの上昇はともかく、円安が日本経済のマイナスになる、というのは一昔、いや二昔までは考えられない事でした。

2年ほど前にも、小欄でも書きましたが、「良い円高、悪い円高」(リチャード・クーさん)を思い出します。

今は、「良い円安、悪い円安」と言い換えたいですが。

小生の持論ですが、俯瞰的に見て国の通貨は高い方が良いに決まっています。

貿易が制限、ないしはそう多くない時代には、輸出そのものに関しては自国通貨安が良いのですが、

大企業が世界に生産拠点を持った現在では、そう単純ではありません。それぞれの海外子会社の決算も合算して決算しますから。

これも何度も書いた事ですが、ジュール・ベルヌの「80日間世界一周」では、イギリス人の主人公が80日間で世界一周できるかどうかの賭けをするのですが、

当時、世界の通貨だったポンドが威力を発揮します。というか、賭けに勝ったのは強いポンドのお陰でした。

さて、現今の円安は、どうも悪い円安のようです。

通貨は、最終的には其々の国の金利で決まります。

米国を始め、テーパリング中止を始めとして、金利を上げる方向。

一方、日銀は金利を低いままに誘導しようとしています。

金利とは、お金の値段の事。

金利(お金の値段)が上がれば、景気は悪くなりますから、日銀は上げられない。

となると、ますますの円安。

もちろんオイルは海外からの輸入。決済はドル。つまり円安だとより高い値段で買わなければなりません。

給与が上がらない中でのガソリン高、その他オイル製品高。

ちょっと、嫌なにおいがしてきています。

今日も、怒らず、恐れず、悲しまず!

 

 

●昨日12日の東証・日経平均は4営業日ぶりに反落、28,230.61円(▼267.59円、▼0.94%)で終えました。昨日朝予想下限(28,300円)を▼70円弱下回りました。💦東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落、終値は1,982.68pt(▼13.90pt、▼0.70%)でした。NT倍率は続落、14.24%(▼0.03pt)。

前日のNYで主要株価指数が下落した流れを受け、東京市場でも売りが優勢。円安がストッパーになると思いましたが、それ以上に原油高がマイナス要因になりました。

米原油先物は11日に一時1バレル=82ドル台に乗せ、これは約7年ぶりの高値。原油高による国内企業のコスト増の懸念が日本株の売りにつながり、業種別では空運や陸運、ガスの下げが目立ちました。

米株価指数先物や香港・上海株などアジアの株式相場が軟調に推移したことも日本株の重荷。日経平均は午前の中ごろから下げ幅を拡大し、▼300円強下げる場面も。

一方、自動車など輸出関連株の一部には買いが入り、相場全体を下支え。外国為替市場で円相場が1ドル=113円台半ばまで円安・ドル高が進み、輸出採算の改善期待が高まりました。

原油高を背景にINPEXや石油元売りなど資源関連も上昇。

東証1部の売買代金は2兆5,637億円と8月30日(2兆4,574億円)以来の低水準。売買高は11億3,493万株。

東証1部の値下がり銘柄数は1,743(全体の約8割)、値上がりは375、変わらずは65。

個別ではファストリテイリングやソフトバンクグループなど主力値嵩株が下げ、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連も安い。

一方、三菱商事やトヨタは上昇。

◆東京外国為替市場で円は1㌦=113.28円~113.30円で、対前夜NY比で△0.03円の円高でした。

円は一時1㌦=113.49円と2018年12月17日以来の安値を付けました。

(香港:▼1.43%、上海:▼1.24%)

●昨夜12日のNYは3日続落。ダウ平均は34,378.34㌦(▼117.72㌦、▼0.34%)で終えました。SP500種株価指数は4,350.65pt(▼10.54pt、▼0.24%)で終わりました。ナスダック終値は14,465.925pt(▼20.275pt、▼0.13%)でした。

重要な米経済指標や主要企業の決算発表を13日以降に控えて様子見ムードの中、国際通貨基金(IMF)が世界と米国の経済成長率の予想を下方修正した事が、売りを誘いました。IMFは世界経済の今年の実質成長率を5.9%(前回7月の予測比▼0.1pt)と引き下げました。理由は供給制約の強まりなど。米国の成長率は6.0%(前回比▼1.0pt)と大幅な下方修正で、これを受けて化学のダウや建機のキャタピラーや航空機のボーイング等の景気敏感株が売られました。因みに、日本は2.4%(前回比▼0.4pt)。

13日には9月の米消費者物価指数(CPI)が発表されますが、サプライチェーン(供給網)の混乱でインフレ懸念が強まる中、投資家は最新のデータに注目しています。同日午後には米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(9月開催分)を公表。同会合では年内のテーパリング(量的緩和の縮小)開始の方針を示します。今後の金融政策を占う材料になるため、市場は議論の中身へ高い関心を持っています。

また13日の銀行のJPモルガン・チェースを皮切りに、今週はバンク・オブ・アメリカやゴールドマン・サックスなど金融大手の2021年7~9月期決算発表が本格化。インフレを背景にしたコスト高が警戒される中で、投資家の多くは主要企業の決算発表を見極めたいでしょう。

ハイテク株は顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムなど一部のソフトウエア銘柄は買われたものの、総じて売り優勢。この日の長期金利は1.56%まで低下する場面がありましたが、インフレ観測を背景に金利先高懸念が強い。アップルは▼1%で終えました。ダウ平均の構成銘柄以外では検索エンジンのアルファベットが▼2%。来年のDRAM価格の下落観測が伝わった半導体株も下げた銘柄が多し。

ただマーケットは買いが優勢になる場面もありました。米指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物の期近11月物が12日、1バレル=80㌦前後に下げる場面があり、前日には約7年ぶりの高値である82㌦台に乗せていた事から、原油高による過度なインフレ懸念が和らぎました。

※8月の雇用動向調査によると、求人が1,043.9万人(前月比▼65.9万人)でした減少は8ヶ月ぶりですが、依然として高水準。しかし離職率は2.9%で過去最高で、失業者数が838.4万人ですから、相変わらず人手不足の状況が米国景気動向に陰りを落としています。

◆NY外為市場で円は1㌦=113.60円~113.63円で、対前日東京比で約▼0.33円の急落(円安)でした。連日の大幅安です。

◆WTIは世界的なエネルギー供給不足懸念を背景に買われる流れが続き4営業日続伸、1バレル=80.64㌦(△0.12㌦、△0.15%)でした。

◆NY金先物はインフレ懸念が強まる中で買われ4営業日ぶりに反発、1オンス=1,759.3㌦(△3.6㌦、△0.21%)でした

◆シカゴ日経平均先物は28,160円(▼315円)で、対大阪比では△70円でした。

※欧州は下落。(英FT:▼0.23%、独DAX:▼0.34%、仏CAC:▼0.34%)

●今日の東京は前日のNYが下落したことが嫌気され、売り優勢で始まるでしょう。しかし、円安がクッションとなって大きく売り込まれる事はないのでは?

今日のレンジは27,950円~28,300円と観ます。

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