週末の市場は日米ともに買い疲れ~長期金利動向が示す潮の変わり目~2/20(金)

おはようございます!

 

週末の日米のマーケットは一言でいえば「買い疲れ」ですね。

 

しかし気になるのは、日米欧の長期金利のここのところの急上昇。

 

一昨日(2/18)の記事の終わりの方にも書きましたが、

「この実体経済以上に日米株式市場(他市場も)が上昇しているのは、あくまで異常な金余りのため。金余りを解消するのは政策でも何でもなく、インフレ警戒からくる金利上昇。ちょっとその萌芽を感じている市場関係者も出てきています。」

結局、実体経済の強さからくる株(だけではなく、オイルなどの商品も)が急騰しているのはバブルにほかならない。

事実、『バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、超緩和的な金融政策が続く中で「究極の資産バブル」が起きていると警告。株価が1年後の企業利益の22倍を超え、ドットコムバブル以来の割高な水準になっていることから、今後10%を超える下落を予想した。』(byロイターのNY市場サマリー)

冷静に見れば当たり前なのですが、皆、目をつぶっている状態と思えます。

 

だからと言って、今、降りなければならないわけではない。

 

じゃどうする?

 

諸兄、耳と目と鼻を始め、五感をフルに使って潮の変わり目に注意していきましょう。

 

 

週末も、怒らず、恐れず、悲しまず!

 

  • 週末19日の東証・日経平均は3日続落、30,017.92円(▼218.17円、▼0.72%)で終えました。東証株価指数(TOPIX)も3日続落、終値は1,928.95pt(▼12.96pt、▼0.67%)でした。

前日のNY安の流れを引き継ぎ、朝方から幅広い業種で売りが先行。今週前半の急上昇、2月月間では18日までで日経平均は△9%上昇しており、当然利益確定目的の売りが出るところです。

日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れを見送ったとの観測が午後の相場の重荷となり、日経平均は一時29,847.33円(▼388.76円)と30,000円の大台を割り込みましたが、大引けにかけて下げ幅を縮小、30,000円を小幅に上回って取引を終了しました。

 

午後、日本の10年物国債利回りが2年3ヶ月ぶりに節目の0.1%に上昇(債券価格は下落)しましたが、相場への反応は限られました。

結果的に週間で3万円台を維持。下落はスピード調整の範囲とのいうのが市場の声。

東証1部の売買代金は2兆4,668億円と1月26日以来の少なさ。売買高は12億2,374万株。

東証1部の値下がり銘柄数は1,521に対して値上がりは590、変わらずは83。

 

 

◆東京外為市場で円は1㌦=105.59円~105.61円で、対前日NY比で約△0.06円の円高でした。

 

NT倍率は15.56(▼0.01pt)

 

※中国市場は上昇。(香港:△0.16%、上海:△0.56%)

 

  • 19日のNYはおおむね横ばい。ダウ平均は小反発、3,1494.32㌦(△0.98㌦、±0%)で終えました。ナスダックは4日ぶりに小反発、終値は13,874.463pt(△9.107pt、△0.06%)でした。一方、SP500種株価指数は4日続落で3,906.71pt(▼7.26pt)で終わりました。この日は、景気回復期待と相反する長期金利の上昇との綱引きで膠着した、という感じです。

 

政府の追加経済対策や新型コロナウイルスワクチンの普及が米景気の回復を押しするとの期待が続いていますが、長期金利の上昇が市場心理に影を落とし始めたようです。

朝方のダウ平均は△95㌦近辺で推移していましたが、利益確定売りから伸び悩みました。

 

イエレン米財務長官が18日夕のCNBCのインタビューで、「たとえいくつかの経済指標が好転しても、バイデン大統領が提唱する1.9兆ドル規模の経済対策が必要。」と訴えた事で、早期に大型の対策が成立して米景気を支えるとの見方が強まりました。

また、ファイザーは接種が始まっている同社のワクチンについて「1回の接種でも85%の感染防止効果がある」とのデータを公表。従来は2回の接種が必要としていましたが。この発表でワクチン普及が加速すると期待され、経済活動の再開が進むと好感されました。

 

また、商品市況の改善が続き、世界景気との連動性の高い米銅先物相場が9年5ヶ月ぶりの水準に上昇。

世界的に景気回復観測が強まっている事からが景気敏感株が買われ、建機のキャタピラーと化学のダウが約△5%、航空機のボーイングも△4%あまり上昇。

米長期金利の指標である10年債利回りが一時1.36%と1年ぶりの高水準に上昇した事で、利ざや拡大期待からJPモルガン・チェースなどの金融株も買われ、ダウ平均は一時△150㌦強上昇。

 

しかし長期金利が上がるとPER(株価収益率)が高い銘柄の相対的な割高感が目立ちます。マイクロソフトが下げ、ダウ平均の構成銘柄以外では交流サイトのフェイスブック、ネット通販のアマゾン・ドット・コムも売られ、配当狙いで買う投資家が多い公益事業や日用品などのディフェンシブ株も、投資妙味が低下するとして下落。

 

ハイテク主導の成長株と景気循環株との間で綱引きが続いていると指摘するストラテジストもいました。

 

 

◆NY外為市場で円は1㌦=105.43円~105.46円で、対前日東京比で約△0.15円の円高でした。

◆WTIはテキサス州での寒波を背景とした供給不安が後退する中で利益確定の売りが先行、大幅続落で1バレル=59.24㌦(▼1.28㌦、▼2.12%)

◆NY金先物は対ユーロでのドル下落に伴う割安感に支えられて小幅続伸、1オンス=1,777.4㌦(△2.4㌦)でした。

◆シカゴ日経平均先物は30,200円(△80円)で対前日大阪比で△160円でした。

 

※欧州は揃って下落。(英FT:▼0.10%、独DAX:▼0.77%、仏CAC:▼0.79%)

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