引き続きまして、先週末のマーケットコメントです。
●週末の東証・日経平均株価 は小幅に反落。終値は15,077.24円(▼2.13円、▼0.01%)でした。
前夜のダウ平均が過去最高値を更新した事や、欧州中央銀行(ECB)が追加金融緩和を決めた事を好感して、日経平均は高く始まりましたが寄り付き直後が高値となりました。その後は一日を通じて前日終値を挟んでの小動きに終始。
最近の上昇基調による短期的な過熱警戒感から、週末警戒感、夜に発表になる米国雇用統計を気にした流れ。
チャート的には、15,000円台乗せと3月の直近高値(15,274円)接近でを気にする向きも。
ただ、下値では断続的な買いが入っていました。「安倍晋三首相が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用見直しを前倒しするよう指示した」と一部で報じられた事が安心感に。
内閣府が発表した4月の景気動向指数が2011年3月以来の下げ幅を記録し、基調判断も下方修正されましたが、消費増税後の需要減は想定内として、特に悪材料視されませんでした。
東証1部の売買代金は1兆8,976億円、売買高は21億409万株でした。
◆東京外為市場で円は1㌦=102.25円~102.27円で、対前日NY比で△0.15円の円高でした。
●週末のNYは3日続伸。ダウ平均は16,924.28㌦(△88.17㌦、△0.5%)で終え、連日で過去最高値を更新しました。S&P500種も1949.44pt(△8.98pt、△0.5%)で終え、3日連続で最高値を更新。ナスダック終値は4,321.399pt(△25.172pt、△0.6%)で終え、3月18日以来の高値でした。
上昇要因は、注目されていた5月の米雇用統計の結果です。
朝方発表の雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比△21万7000人と、市場予想平均の21万8,000人程度との市場予想に沿った結果となりました。力強さの目安とされる「20万人」を4か月連続で上回り、景況感が強気に傾きました。
失業率も6.3%で横ばいでしたが、これもマーケットに受け入れられました。
基本的に、ネガティブ・サプライズでなければ、相場自体の基調が強いので、買いが入りやすい状況でした。
もっとも、2014年5月の非農業部門の雇用者数は1億3846万人で、2008年初めの数字を上回り、金融危機で失われた雇用を取戻し、過去最高となっています。
投資家が運用リスクを取る動きを強め、新たな資金が市場に流入するとの見方も浮上してきたとの事。
◆NY外為市場で円は1㌦=102.49円~102.51円で、対前日東京比で▼0.24円の円安でした。
◆WTIは3日ぶり反発、1バレル=102.66㌦(△0.18㌦)、NY金先物は小反落、1オンス=1,252.5㌦(▼0.8㌦)でした。
◆シカゴ日経平均先物は15,200円(△40円)で、対大阪比で△110円でした。
●今日の東京は、反発・揉みあいを予想します。NY高と再び円が102円台半ばに押し戻された事。
ただ、米国雇用統計発表という大きなイベントを終えた事と、中国景気に陰りが見えている事などから、
上値は重く、15,000円台を固める動きと観ます。
今日のレンジは、15,150円―15,250円の狭いレンジで見ておきます。
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